☑️本記事の内容
- 格差が広がる日本・米国・英国の資産状況
- 投資家が豊かになり続ける理由
- 利益以上に投資から得られるもの
☑️本記事の執筆者

投資歴15年超のサラリーマン投資家です。
私のブログでは投資初心者・中級者の方々に向けて基礎知識を短期間で身に付けられるよう分かりやすくまとめてます。ぜひご覧ください!
ここ数年でつみたてNisaやiDecoなどの制度がスタートしたり、手数料が安くていい商品が増えてきて、急速に投資環境が良くなってきました。
そんな世の中の流れを受けて、特に若い人たちの間では、投資をする人たちが徐々に増えてきています。
今回の記事では、
「なぜ投資をすることによって豊かになることができるのか?」
をお金持ち投資家のお金の流れを見ることで解説したいと思います。
さらに投資の目的は利益を得ることですが、それ以上に投資から得られるものについても考えてみます。

投資を利益を得るためだけの無機質なものから、精神を成熟させるという観点から書いてみました。
格差が広がる日本・米国・英国の資産状況
米国や英国は昔から投資をする人が多い国(投資家マインドの人が多い)だと言われますが、投資をする人が少ない日本人の資産状況と比較してみます。
以下のグラフは日本・米国・英国の1995年から2016年までの家計における資産の推移です。
日本は20年で1.54倍しかなっていないのに対して、米国は3.32倍です。
グラフで見るとその差は一目瞭然ですね。
これだけの格差が生まれる理由の一つに、日本人があまり投資をしないことが挙げられます。
実際に日本人の1990年から2019年までの間、どれぐらいの比率で投資を行ってきたのかをグラフで見てみましょう。
日本人の資産のうち、投資に回る金額は大体10%程度であり、30年たってもほとんど変わっていないのが現状です。
右肩上がりに日本の経済が回っているうちは貯金でも良かったのかもしれませんが、これだけ低成長が続くと先ほどの日本・米国・英国の資産推移のグラフのようにどんどん格差が広がっていってしまいます。

米国人と同じように資産が増えるようなりたいですね。
お金持ち投資家のお金の流れを知る
米国は日本にくれべて圧倒的に資産が増えていましたが、この差は何からくるのか?
それは投資家マインドを身につけているか否かということです。
投資家マインドというのはいろんな投資本などで学ぶことが出来ますが、これまで読んだ本でもロバート・キヨサキ著「金持ち父さん 貧乏父さん」という本が一番分かりやすかったです。
この本では、投資家マインドを身につけている金持ち父さんとそうでない貧乏父さんを比較して分かりやすく教えてくれます。
- 貧乏父さん・・・収入を娯楽などの浪費に回す
- 金持ち父さん・・・収入の一部を資産を生む投資に回す
投資家マインドを身につけている金持ち父さんは、収入の一部を投資に回して給料収入とは別の収入源を作ってどんどん豊かになっていきました。
そんな金持ち父さんの投資家マインドを貧乏父さんと比較して解説します。
貧乏父さんのお金の流れ
貧乏父さんの場合は、給料収入が入っても生活費や娯楽に使ってしまい、ほとんどお金が残りません。
そしてたとえ給料が増えたとしても、それに合わせて生活水準も上がって贅沢をしてしまうので、生きていくために一生働き続けなければなりません。
貧乏父さんのお金の流れと資産の状況をまとめると以下のようになります。
貧乏父さんは入ってきた給料を全部使うので働き続ける必要があり、さらに資産よりもローンなどのお金を減らす借金が多いという特徴があります。
金持ち父さんのお金の流れ
金持ち父さんの場合は給料収入の他に投資から得られる収益があるため、同じ給料収入でも貧乏父さんより毎月の収入は多くなります。
さらに収入から生活費を除いて残った分は娯楽ではなく投資に回します。
そして投資に回したお金は自分が働かなくても勝手に利益を産んでくれます。
- 給料を投資→収入増
- ➡️さらに投資金額増→さらに収入増
- ➡️さらにさらに投資金額増→さらにさらに収入増
- ➡️・・・
という好循環サイクルを作って、資産がどんどん増えていきます。
このように年数がたてばたつほど投資金額はどんどん増えていき、同時に投資から得られる収益も雪だるま式に増えていくという好循環が生まれます。
金持ち父さんのお金の流れと資産の状況をまとめると以下のようになります。
この2人のケースを知ったときは、単純に「金持ち父さんを目指した方がかっこいいな」思いました。
投資はお金に働いてもらうということ
投資というと「儲けた」「損した」という単純な議論になりがちです。
しかし本来投資というのは、自分のお金を企業が発展するために一時的に貸して、企業はその集めたお金を元に事業を大きくし、企業が得た利益を投資家は配当金や株価上昇という形で還元を受けるという行為です。
投資をすると、私が仕事をしているときも、寝ているときも世界中の企業に行きわたったお金は、企業によって有効に使われ、利益を生んでくれます。
この一連の行為を見ていると「投資とは、お金が自分自身に代わって四六時中働いてくれる」ともいうことができます。
給料はなかなか増えませんが、投資は短期的なアップダウンはあるものの、平均的には毎年5%程度の利益になるといわれており、基本的には右肩上がりで増えていってくれます。
我が家は私と嫁さんが働いているのでダブルインカムですが、投資をすることによる利益もプラスされるので、家計全体としてはトリプルインカム状態です。
まさに投資をすることで、お金に働いてもらっている状態です。
【投資家マインド】
- 金持ち父さんは、資産を増やすものを買う=投資
- 金持ち父さんは、どんどん豊かになる
- 投資はお金に働いてもらうということ
利益以上に投資で得られるもの

なんで投資をするの?
と聞かれればどう答えるでしょうか。
多分人それぞれいろんな答えが返ってくると思います。
- 子供の教育費のため
- 老後の生活資金のため
- 夢を実現するため
- 余剰資金を増やすため
- 投資・経済の知識をつけて成長するため
- 周りの人たちが投資を始めたから
などなど。
いずれにしても共通するのは「投資をすることで利益を得る」というのが目的ではないでしょうか。
私が投資をするのも投資で利益を得るというのが第一の目的です。
私は利益にならないなら投資なんてしませんし、そこはブレてはいけない部分です。
でも長期で投資を行うと利益になることは私の中では確信しています。
それは今後も世界の人口は増え続け、それに伴い働く人も増え、働く人が増えることでGDPも増え、GDPが増えることで企業の利益が増え、企業の利益の増加に伴い株価が押し上げられるからです。

とはいえ、利益になるのは何年後のことになるかわかりません。
その間、利益を追い求め、
利益・利益・利益
と利益ばかり追い求めても何か虚しいものがあります。
ではどうするか?
もう少し広い視点で投資というものを考えてみます。
投資ができるということは、生活費以上にお金があるということです。
GDP世界第3位という豊かな日本においても投資をする人はまだまだ少数派です。
しかし少なくともこの記事を読んでいる方は投資に興味があるかもう既に投資を始めている方。
世界的にみてもかなり恵まれた状況にあります。
そんなに恵まれた状況にあるならば、自分のことだけを考えて投資で利益を得るだけでなく、それ以上の意味を考えてみたいところ。
投資というのは投資家が株を買うことで直接的ではないけれど間接的に投資した企業にお金を貸してあげる行為です。
企業に貸したお金はその企業が研究開発費に割り当て、すばらしい商品・サービスを世の中に提供し、利益を得ます。
そしてその利益の一部が投資家へ還元されます。
私が子供時代と比べると、テレビは薄くなり、着る服は高機能になり、インターネットが普及し、スマホ一つで電話・音楽・ショッピング・決済ができるようになるなど、どんどん便利な世の中になっています。
それもこれも世の中の人たちが頑張り続けたから。
それを陰ながら支えるのが投資です。
投資ができる立場にあることに感謝し、投資をすることで世の中の発展に寄与し、さらに世の中から利益と共に感謝という形で帰ってくる。
投資というものが、見方を少し変えるだけで利益を追い求めるだけの空虚なものから、感謝という深淵なものにまで昇華することもできます。

このように投資とともにお金だけでなく、感謝の気持ちを育て精神も豊かに成熟させていくことができるならば、これほど素晴らしいことはありませんね。
ぜひ精神を育みながら楽しく投資を続けていきましょう。
【投資家マインド】