外国為替市場について解説

くわにゃん(@kuwanyan98)です。

投資をしていると毎日経済関係のニュースを調べたり、いろんな情報を否が応でも受け取ることになります。

そんな膨大な情報を自分の頭で考えることができるように、金融関係の知識を体系的にまとめようと思います。

 

体系的と言っても私がこれまで得た知識で、こんなことを知ってると面白いだろうなという事柄を一生懸命まとめていきますので、楽しみにしていてください。

 

投資に役立つ経済知識の第1弾は「外国為替市場」について解説

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外国為替市場とは

外国為替市場とは、米ドル・ユーロ・日本円・ポンドなど様々な通貨が売買される場所です。

市場といっても物理的な市場があるわけではなく、電話やインターネットを介して取引が行われます。

外国為替市場は参加者のカテゴリごとに大きく2つに分けられ、インターバンク市場対顧客市場があります。

インターバンク市場

インターバンク市場とは銀行間取引のことです。

実際は銀行の他にも証券会社外為ブローカー中央銀行(日本の場合は日銀)などが参加します。

インターバンク市場には個人や輸出入業者が直接参加することができず、取引される売買単位は最低でも100万通貨単位(100万ドル)以上です。

110円/ドルだとすると最低でも1億1000万円が最低単位です。

外為ブローカーの役割

インターバンク市場における外為ブローカーの役割について説明します。

例としてA自動車が海外で自動車を売って10億ドルを売上としてもらったとして、国内の部品メーカーに日本円で部品代を支払う必要が生じました。

 

ところがA自動車は大量のドルは受け取ったものの、ドルを円に両替して部品メーカーに支払う必要があります。

A自動車としては自分で10億ドルを日本円に両替してくれる銀行を探せるわけもなく、B銀行に依頼して両替してもらう必要があります。

 

しかし10億ドルなんていう大金を1つの銀行が両替できるわけもなく、B銀行は複数の銀行をインターバンク市場で探して両替を依頼する必要がありますが、それには膨大な手間と時間がかかってしまいます。

そこで出てくるのが外為ブローカーです。

外為ブローカーは複数の銀行から同じような注文をたくさん受け取り、B銀行の条件に取引相手を探し取引の手助けを行います。

そしてめでたくA自動車は外為ブローカーを通してインターバンク市場で10億ドルを1ドル112円で売ってもらい、円を獲得することができました。

こんな感じでインターバンク市場では日々膨大な量の通貨の取引が行われています。

くわ
くわ

ふむふむなるほど、分かりやすい。

変なのいたけど。

にゃん
にゃん

てか、あんたが登場させたんでしょ!

中央銀行の為替操作=市場介入

ちなみに中央銀行がインターバンク市場で自国の通貨防衛のために大量に自国通貨「買い」又は「売り」の操作をすることがあります。

これを市場介入と言います。

日本の場合だと中央銀行である日銀が独自判断して市場介入を行うわけではなく、政府が財務省の権限で日銀に指示を出して行います。

日本は輸出産業で成り立っており日本の経済を守るために、行き過ぎた円高を阻止する理由で日本円を売る円売り介入が行われます。

2001年〜2018年までの日銀が行なった市場介入の実績をまとめてみました。

介入規模(億円) 売買通貨 理由
2001 3兆2107億円 ユーロとドル買・円売 米国同時多発テロ後の円高阻止
2002 4兆162億円 ユーロとドル買・円売 急激な円高の是正
2003 20兆4250億円 ユーロとドル買・円売 イラク情勢不安による円高阻止
2004 14兆8313億円 ドル買・円売 イラク情勢不安による円高阻止
2010 2兆1249億円 ドル買・円売 欧州金融不安による円高阻止
2011 14兆2971億円 ドル買・円売 欧米不安による史上最高の円高阻止

データ元;財務省HP

この表を見ると特に2003年〜2004年にかけて行われた市場介入規模は35兆円!!!

ものすごい規模ですね。

にゃん
にゃん

にゃんのトラリピは1回当り1000通貨だから、約10万円。。。

しょぼっ!

参考にドル円の長期チャートを確認してみます。

image:yahoo finance

日銀のだいたいの市場介入時期を赤丸で描きましたが、その後の為替の動きを見る限り一定の効果がみられます。

日銀は円売り介入なので、長期で見ると円安(チャートの上昇)方向に動いているのがわかりますね。

くわ
くわ

これまで市場介入後に実際のチャートを見ていると、瞬時に急上昇しても数日で元に戻るパターンを何度かみていたので、あまり意味がないと思ってました。

長期チャートで見ると市場介入の効果がありそうですね。

対顧客取引

対顧客市場とは、銀行と顧客が取引を行う市場のことを言います。

具体的な取引としては、外貨預金や通貨の交換(両替)などがあります。

インターバンク市場の為替レートは常に変動しているのに対して、対顧客市場では通常1日1回「公示レート」という固定レートを元に取引が行われます。

そしてとして固定されたレートを提示します。

そして銀行で通貨の両替をしたことがある方なら分かるかと思いますが、買値と売値の差は手数料なども含めて考えると、1ドルあたり2円くらいのコストが発生してしまいます。

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市場の大きさと通貨別の取引シェア

国別市場規模

国別の取引市場規模をまとめてみました。

順位 取引額 シェア
1 イギリス 2兆4260億ドル 37.1%
2 アメリカ 1兆2720億ドル 19.4%
3 シンガポール 5170億ドル 7.9%
4 香港 4370億ドル 6.7%
5 日本 3990億ドル 6.1%
6 フランス 1810億ドル 2.8%
7 スイス 1560億ドル 2.4%
8 オーストラリア 1350億ドル 2.1%
9 ドイツ 1160億ドル 1.8%
10 デンマーク 1010億ドル 1.5%

参考;国際決済銀行

ダントツの1位は金融都市ロンドンを抱えるイギリスです。

ロンドンはニューヨーク、香港と並ぶ世界金融センターの一つです。

英ポンドは米ドルの前までは世界の基軸通貨であり、こういった歴史的な背景もあり、ロンドンは世界で最も理想的に組織された金融市場と言われています。

取引通貨量

続いて通貨別の取引通貨量です。

順位 シェア
1 アメリカドル 87.6%
2 ユーロ 31.3%
3 日本円 21.6%
4 英ポンド 12.8%
5 豪ドル 6.9%
6 カナダドル 5.1%
7 スイスフラン 4.8%
8 人民元 4.0%
9 スウェーデンクローナ 2.2%
10 メキシコペソ 2.2%

参考;国際決済銀行

シェアの欄は、米ドルであればEUR/USD、USD/JPYなどUSDが含まれるシェアの合計なため、全体では100%を超えた数字となっています。

シェア一覧を見ると世界の基軸通貨である米ドルがダントツです。

色々な問題を抱えるユーロはなんだかんだ言っても世界2位の取引量です。

また日本円も意外と取引されているのがみて取れます。

くわ
くわ

そしてメキシコペソが10位にランクインしているのも驚きです。

FXの登場

インターバンク市場は銀行同士が取引できる市場であり、個人投資家がインターバンク市場で取引をするこことはできません。

 

なので昔であれば個人投資家は銀行と個人で取引する対顧客市場で取引するしかありませんでした。

するとさっき説明したように売値と買値で1ドルあたり2円ほどの為替コストが発生していました。

そこでインターネットの急速な技術の進歩を利用して、インターバンク市場と個人投資家をつなぐ業者を間に挟むことにより生まれたのがFX(下図の赤枠部分)です。

FXであれば先ほどの為替コストは0.3銭ほどで、先ほどの対顧客市場の1/666のコストで取引が可能です。

1998年からFXは始まりましたが、個人がインターバンク市場とほぼ同じ為替レートで、瞬時に低コストで取引できるFXは画期的なシステムなわけです。

くわ
くわ

今は個人投資家が当たり前のように使っているFXですが、個人がインターバンク市場とほぼ同じレートかつ圧倒的な低コストで取引ができることを考えるとすごいことですね。

豆知識

今やインターネットを介してスマホを片手に寝ながらFXで為替の取引ができる時代です。

しかも90通貨ペアも取引ができるFX業者まであります。

そんな便利な時代ですが、インターネットも電話もない時代から為替取引は世界で重要な役割を果たしていました。

為替取引の歴史

異なる地域で貿易を行うには為替取引は必須事項でした。

ところが為替取引というのは誰でもできることではありません。

為替取引を行うには世界各国の物価の状況や通貨の情報を詳しく知っている必要があります。

そしてそんな重要な為替取引を世界各地に拡散し様々な情報を得ていたとある民族が牛耳っていました。

その民族とは、かつて西暦135年にローマ帝国に滅ぼされて以降自分たちの国を持てなかった、ユダヤ民族です。

金融業が得意なユダヤ人とロスチャイルド家

ユダヤ民族はもともと各地域で迫害をうけ、彼らが就くことができる職業と言えば金貸し業でした。

ユダヤ民族は世界各地で金貸し業を営み、迫害を受けつつも圧倒的な金銭力で力をつけていきます。

そして電話もなかった当時、世界中に散らばったユダヤ民族が得た重要なもの、それは情報ネットワークでした。

そんなユダヤ民族の中でも金銭力と情報ネットワークを巧みに利用して、世界で圧倒的な権力を手にした一族がロスチャイルド家です。

ロスチャイルド家はナポレオンがイギリス、オランダ、プロイセンの連合軍と交戦した「ワーテルローの戦い」でのナポレオン率いるフランスの惨敗の報告をいち早く独自の情報網を元に受け取ります。

さらにその情報を巧みに操作して世界を牛耳ってしまうほどの富を得ました

 

そんなロスチャイルド家ですが、とうとう200年の栄華も終わりを告げたようです。

ロスチャイルド家、200年の栄華に幕-オーストリア最後の土地手放す
興隆と衰亡、戦争を経験したロスチャイルド家の歴史が、200年を経て終わりを迎える。
くわ
くわ

ロスチャイルド家の力は衰えましたが、何れにしてもユダヤ人は現在でも金融業界において重要な地位を占めています。

取引可能時間

外国為替市場は、朝4時(日本時間)から日付変更線に最も近いウェリントン(ニュージーランド)で取引が始まります。

その後9時から東京、続いてシンガポールも取引に参加するようになります。

17時からはロンドンや他のヨーロッパの取引が始まり、最後に22時からニューヨーク市場がはじまり、翌朝5時頃まで取引されます。

そして再びウェリントンにバトンタッチされます。

こんな感じで常にどこかの市場で取引が可能なことから、月曜日の朝から土曜日の朝方6時ごろまでノンストップで24時間取引が可能です。

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まとめ

今月は外国為替市場についてまとめました。

重要な点は以下の通りです。

外国為替市場は、インターバンク市場と対顧客市場の2つ
インターバンク市場は銀行間の取引市場、対顧客市場は個人と銀行間の取引市場でありFXも含まれる

勝手に教育シリーズ第一弾をまとめてみた感想は、、、

くわ
くわ

めちゃめちゃ大変です。

そこそこの知識はあるつもりですが、いざ人に伝えるとなると難しいものですね。

まだまだまとめていきたいことが山ほどあるので、1ヶ月に1記事を目安に金融知識をまとめていきたいと思います。

温かい目でお見守りください。

にゃん
にゃん

教育するとか言いながら、逆にお前が教育されてんじゃないの?

くわ
くわ

そだねーーー

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コメント

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