外国為替市場の変動要因〜経常収支と金利〜

金利による変動

続いて金利による影響です。

実はこの金利の方が為替に及ぼす影響が大きいです。

にゃん
にゃん

じゃ早く言えよ

金利は各国の中央銀行(日本の場合は日銀)が経済の状況やインフレ具合をみて決めます。

景気をよくしたい場合は、銀行に預けるより市場にお金が出回るよう金利を下げます

逆に景気がバブル期のように加熱しすぎる場合は、銀行にお金を預けた方がメリットが出るように金利をあげて、市場からお金を回収します。

こんな感じで中央銀行が金利を調整するわけです。

 

では実際に金利の上下によってどのように為替に影響するかみてみます。

以下のグラフはアメリカとオーストラリアの政策金利の推移です。

リーマンショック後アメリカはすぐにゼロ金利政策を取りましたが、オーストラリアは徐々に下げていきました。

 

その後アメリカは景気の回復に合わせて2016年初めから徐々に金利を上昇させ、2018年3月にはとうとうオーストラリアの金利と逆転しました。

 

この金利の変動とAUD/USDのチャートを比較してみてみます。

上がAUD/USD、下が金利のグラフです。

グラフ中の矢印の部分で、金利が上昇するとAUD/USDも上昇、金利が下落するとAUD/USDも下落しているのが見て取れるかと思います。

 

それだけ金利と為替が密接に関係しているということですね。

 

ちなみに日本は超低金利通貨であるため、海外の投資家の中には円を売って高金利の通貨を買って利ざやをかせぐ「円キャリートレード」という取引を行なっている人たちがいます。

 

しかし金融危機になると「円キャリートレード」の解消(売っていた円を買う動き)から、急速な円高になります。

実際に2008年のリーマンショック時の円高は「有事の円買い」のほかこの「円キャリートレード」の解消の影響が大きいです。

まとめ

為替の変動要因となる経常収支と金利についてまとめました。

両方とも為替のファンダメンタル要素であり重要な要素です。

これらの情報を元に実体経済だけではなく数十倍の規模のマネー経済も為替の取引を行い、為替を変動させるわけです。

また私たち個人投資家にとってわかりやすいのは金利の変動の方ですね。

くわ
くわ

先進国通貨であれば金利が高い方の通貨(プラススワップ通貨)を選べば、長期的に考えるとプラスに働きそうですね。

米ドルが金利値上げを見送っている今、豪ドルが利上げを発表すると長期で買ってみたいと思っています。

 

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