【投資に役立つ経済知識】第4弾 円高と円安

円高・円安の影響

続いて円高・円安によって私たちの生活にどういう影響があるのか企業への影響・個人への影響・物価への影響という視点でみてみます。

企業に与える影響

輸出企業への影響

輸出企業にとっては円安の方が有利に働きます。

 

例えば自動車輸出会社がアメリカで車を1台2万ドルで売る取引を考えてみます。

・1ドル=100円の場合

2万ドル×100円=200万円の売上

・1ドル=200円の場合

2万ドル×200円=400万円の売上

この例では同じ2万ドルで売ったとしても日本円に換算すると1ドル=200円の場合の円安の方がたくさん受け取ることになります。

 

このように輸出企業にとっては円安がいいのです。

輸入企業への影響

一方輸入企業にとってはどうでしょうか。

 

例として自動車輸入会社がアメリカの車を1台2万ドルで買う場合を考えてみます。

・1ドル=200円の場合

2万ドル×200円=400万円の支払い

・1ドル=100円の場合

2万ドル×100円=200万円の支払い

この例だと同じ2万ドルの買い物であったとしても1ドル=100円の場合の円高の方がやすくアメリカの車を調達できています。

 

やすく輸入できた車は日本でもやすく売ることができ、価格競争力があります。

このように輸入企業にとっては円高の方が有利です。

 

まとめると以下の通りです。

円高;輸入企業に有利
円安;輸出企業に有利

個人に与える影響

個人にとっては円高がいいです。

 

なぜなら外国から物を買う人はいますが、個人で外国に物を売る人は少ないからです。

外国から直接物を買わなくても円高であれば輸入されるものがやすくなるので、結果的にやすく海外の物を買うことができるようになります。

 

また個人が海外旅行に行く場合も円高の方が有利です。

飛行機やホテル、現地での買い物などをドルで支払うことになりますが、円高であれば同じドルでも少ない日本円で用意することが可能です。

円高;個人にメリット
円安;個人にデメリット

物価に与える影響

続いて物価への影響を考えます。

円高が進むと海外からやすい日本円で輸入できるようになるため、安い海外製品が日本国内で多くなります。

 

安いものがあふれるということは物価がやすくなります。

物価がやすくなるのはいいことですが、これはデフレという現象で経済全体として考えると経済規模が小さくなるのであまり歓迎されるものではありません。

くわ
くわ

個人にとっては物価が下がることはいいことですけどね。

円高;物価下落
円安;物価上昇

まとめ

円高と円安について企業・個人・物価という面から説明しました。

円高にも円安にもそれぞれメリットとデメリットがあるのがわかったかと思います。

 

私が小さかった頃は日本は大きな貿易黒字国で輸出大国だと学びました。

今の中国がちょうどそんな感じですね。

 

貿易黒字が大きく円高が進むと日本国内で作った物の価格競争力は弱くなります。

そうなると日本の輸出企業は、労働コストの安い海外で生産し販売するようになります。

 

この流れは国の成熟具合で起こる必然の流れです。

次回はこの辺の流れを具体的に書きたいと思います。

 

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