
つみたてNisaとiDeCoって何が違うの?どっちをやればいんだろう?
こんなお悩みにお答えします。
☑️本記事の内容
- つみたてNisaとiDeCoの特徴と比較
- それぞれどんな人におすすめか
☑️本記事の執筆者

投資歴15年超のサラリーマン投資家です。
私のブログでは投資初心者・中級者の方々に向けて基礎知識を短期間で身に付けられるよう分かりやすくまとめてます。ぜひご覧ください!
最近は長期投資の制度がいろいろと整い、投資がしやすい環境になってきました。
実際に今の若者世代は、投資ネイティブ世代とも言われるぐらい、投資に対するハードルが下がってきているようです。
今回の記事では、長期投資の入口となるつみたてNisaとiDeCoの制度を比較し、それぞれどんな特徴があり、どんな人におすすめなのか?を解説します。

つみたてNisaとiDeCoの運用で迷っている方は参考にしてみてください。
つみたてNisaとiDeCoの特徴と比較
つみたてNisaの特徴
つみたてNisaは2018年から始まった制度で、指定された投資信託から好きなものを選び、毎月積立投資を行うというものです。
年間の積み立て投資額は40万円で、20年間投資が可能です。
つみたてNisa最大の特徴は、通常投資で利益が発生した場合は利益に対して税金(20.315%)がかかりますが、つみたてNisaの場合は投資で得た利益に対して税金がかからないということです。
つみたてNisaをイメージしやすいように分かりやすく図にまとめました。
つみたてNisaの詳しい説明はこちらの記事をどうぞ✅つみたてNisaの特徴と始め方【運用中は何もしなくても良いと思う理由】
iDeCo(イデコ)の特徴
iDeCoとは2001年から始まった制度(2016年以前は個人型確定拠出年金や日本版401k)で、指定された投資信託から好きなものを選び、毎月積立投資を行うというものです。
年間の積み立て投資額は会社員や自営業者によって異なり、将来60歳以降に年金として一括または分割して受け取ることがでいます。
iDeCoは受け取り可能になるのが60歳以降ということで、個人が自分の老後のために作る年金制度という役割があります。
iDeCoをイメージしやすいように分かりやすく図にまとめました。
60歳までに掛金(黄色部分)として毎月積み立て運用を行い、60歳以降に掛金と運用益(黄色と青色の合計=赤色)を年金として受け取るというイメージです。
iDeCoの詳しい説明はこちらの記事をどうぞ✅iDeCoのメリット・デメリット、節税効果のシミュレーション、おすすめの証券会社を紹介
つみたてNisaとiDeCoの比較
これまで書いたつみたてNisaとiDeCoの特徴をまとめます。
重要な点を太字で表記します。
項目 | つみたてNisa | iDeCo |
対象年齢 | 20歳以上 | 20歳以上60歳未満 |
最大期間 | 20年間 | 60歳まで |
投資対象 | 限られた投資信託 | 限られた投資信託 |
出金 | 自由 | 60歳以降 |
節税メリット | 運用益は非課税 | 運用益は非課税
所得控除あり 受取り時控除あり |
年間投資額 | 40万円 | 自営業者;81.6万円
専業主婦;27.6万円 会社員;14.4〜27.6万円 公務員;14.4万円 |
買い替え | 年間枠の上限内 | 口座資産の中で何回でも |
それぞれどんな人におすすめか?
つみたてNisaとiDeCoの比較から、それぞれどんな人におすすめなのかをまとめます。
つみたてNisaがおすすめな人
つみたてNisaがおすすめなのは次のような方達です。
- 投資を初めて見たい方
- 投資資金を自由に出金したい方
- 会社員でiDeCoの投資枠が少ない人
私の場合は投資資金を自由に使いたいので、つみたてNisaのみ行っています。
投資をやってみて嫌になれば途中で止めることができるので、投資をちょっと初めて見たいという方にはつみたてNisaがおすすめです。
iDeCoがおすすめな人
iDeCoがおすすめなのは次のような方達です。
- 老後資金を準備したい方
- 節税効果の恩恵を受けたい方
- 自営業者の方
iDeCoは年金を準備するという目的があるので、60歳まで投資資金を出金しなくてもいい方にとってはとても良い制度です。
特に自営業者であれば、投資金額はつみたてNisaよりも多く、投資期間も60歳までなので、年齢によってはつみたてNisaの20年よりも長く投資をすることができます。
また、つみたてNisaにはない所得控除が受けられるので、自分で年金を作りたいという方にとっては、とてもおすすめです。
つみたてNisaもiDeCoも両方おすすめな人
最後はつみたてNisaもiDeCoもおすすめな人です。
- 投資資金が十分にある方
つみたてNisaをやってもまだ十分に資金があり、さらに「60歳までどうせ使わないよ」という方であれば、両方やってみるのもありだと思います。

若い時から両方やってれば、大変な資産額になりますね。
まとめ
つみたてNisaとiDeCoの特徴から両者を比較し、それぞれどういう方達におすすめなのかをまとめました。
それぞれ節税メリットがあり、長期で積立投資の習慣ができるというのは良いですね。
投資信託の中には、手数料だけ高くおすすめできないような商品が多い中で、ある程度投資できる商品が決まっているつみたてNisaやiDeCoは、優良な投資信託に長期で投資ができるという面でも良い制度ですね。
どちらかまたは両方を、これから投資を始める入り口に使ってみてはいかがでしょうか。