
つみたてNisaで投資信託に投資をしているけど、トヨタや任天堂などの株に投資するのとなにが違うの?
また毎月つみたてNisaで同じ金額を買っていくのってどんな意味があるの?
こんなお悩みにお答えします。
☑️本記事の内容
- つみたてNisaは低リスクな投資を自然に行える
- 投資信託への投資で投資先分散によりリスク低減
- 毎月の定額投資で投資タイミングを分散しリスク低減
- つみたてNisaはサラリーマンにおすすめの投資方法
☑️本記事の執筆者

投資歴15年超のサラリーマン投資家です。
私のブログでは投資初心者・中級者の方々に向けて基礎知識を短期間で身に付けられるよう分かりやすくまとめてます。ぜひご覧ください!
つみたてNisaは決められた投資信託に毎月一定額を自動的に積み立てていく投資制度です。
つみたてNisaについては、こちらでも初心者向けの記事✅つみたてNisaの特徴と始め方【運用中は何もしなくても良いと思う理由】をかいているのでご参照ください。
今回の記事では、つみたてNisaの投資による2つのリスク分散効果と、つみたてNisaが、毎月「給料」という一定の収入があるサラリーマンと相性のいい投資方法であることを初心者向けに解説します。
つみたてNisaのリスク分散効果2つ
つみたてNisaでは簡単にリスクを低減しながら投資を行うことができ、初心者にもお勧めの投資制度です。
つみたてNisaの毎月の積立投資は、
- インデックスファンドへ投資することで投資銘柄の分散効果が得られ、
- 毎月一定額を投資することで投資タイミングを分散する時間分散効果が得られる
という特徴があります。
【リスク分散方法 その1】インデックスファンドへの投資
つみたてNisaでは投資可能な銘柄のうち、約9割がインデックスファンドです。
「インデックスファンド」とは一言でというと「特定の指標(=インデックス)と同じ値動きするよう運用される投資信託(=ファンド)」のことです。
・・・・これから投資を始める人にとっては、ちょっと初めから難しい用語が並んでいますね。

まずは簡単に用語の説明をしますね
「投資信託(=ファンド)」とは
「投資信託(=ファンド)」とは、簡単にいうと、多くの個別株を集めたものに投資する商品のことです。
自分で、トヨタ自動車や任天堂などの個別株を選んで投資するのとは違います。
一番の違いは何でしょうか?
自分で個別株を選んで投資する場合、
自分が選んだ株の会社が倒産したり、不祥事が起きたりすると株価は大きく下落し、その損失をそのまま受けることになります。
一方、投資信託を購入していれば、投資対象が分散されているため、影響をもろに受けることは避けられます。
つまり個別株に投資する場合は、自分で今後利益がたくさん出て、株価が上がりそうな株を探してくる必要があるということです。
参考ですが、次のグラフは日産自動車の株価が大きく下落した時の例です。
日産自動車に100万円投資していたとすると、数年で25万円まで投資金額が下落してしまったということです。

自分が投資してたら・・・・と想像するとゾッとしますよね。。。
リスク低減したいならインデックスファンド投資を
一般的に、優秀なファンドマネージャーを雇って運用するアクティブファンドよりも市場平均と同じ運用成績を目指すインデックスファンドの方が手数料が安くて成績もいいのでおすすめです。
つみたてNisaで投資できる銘柄のうち9割がインデックスファンドであることからも、このことが分かります。
インデックスファンドとアクティブファンドの違いは✅アクティブファンドはなぜインデックスに勝てないのか【バフェットさえも勝てなくなった?】 を参考にしてください。
端的に言うと、私は以下の2つのインデックスファンドをお勧めしています。
こちらは、その投資信託を買うだけで数百以上の企業に分散投資することになります
投資信託名 | 投資対象 | 投資企業数 |
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | 全世界の企業 | 2,484社 |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 米国の企業 | 500社 |
投資実績も下記リンクで公開しているので、ぜひそちらもご参考ください。
✅つみたて(積立)Nisa10銘柄の運用実績からおすすめを紹介【銘柄変更時の注意点も解説】
インデックスファンドへ投資するというのは、たくさんの企業に分散投資しているのと同じ!
➡️ リスク低減につながる
【リスク分散方法 その2】毎月の定額投資で投資タイミングを分散
つみたてNisaは毎月自分で選んだ投資信託を同じ金額ずつ積み立て投資するという方法で投資を行っています。
この方法はドルコスト平均法と言われる買い付け方法です。
まずドルコスト平均法のイメージを持ってもらうために、ある投資信託を毎月10,000円ずつ買う場合を考えてみます。
投資信託の価格の変化によって買う数量がどのように変化するかをみてみましょう。
買い付け金額が同じであっても、投資信託の価格によって、毎月買うことのできる数量が変わっているのが分かりますか?
ドルコスト平均法の特徴をまとめると以下のようになります。
・価格が高い時・・・買う数量が少なくなる
・価格が安い時・・・買う数量が多くなる
同じ投資信託であったとしても経済の状況によって当然ながら価格は上下します。
つみたてNisaは、何も考えず毎月一定額を積み立てることで、自動的に価格が安くなった時には多く買い、価格が高くなった時には少なく買うという調整機能が働きます。
「安い時にたくさん買い、高くなったら控える」という投資をする上で理にかなった方法と言えます。
これがつみたてNisaで投資することで行うドルコスト平均法という買い付け方法です。
つみたてNisaでは毎月一定額を積み立てることで投資タイミングを分散しリスク低減できる
=「ドルコスト平均法」
- 価格が高い時・・・買う数量が少なくなる
- 価格が安い時・・・買う数量が多くなる
つみたてNisaはサラリーマンにおすすめの投資方法である
私は、サラリーマンこそつみたてNisaで投資すべきだと思っています。
つみたてNisaの投資方法こそサラリーマンのライフスタイルにマッチすると思うからです。
というのも、サラリーマンは・・・・
毎日満員電車に揺られ、会社に行けば理不尽な上司に怒られ、部下は言いたいことを言い、お客さんからはクレームが入り、夕方から打ち合わせが入り、、、ゆえに
時間がない
o(`ω´ )o
そして・・・
働けど給料は増えず、ボーナスは謎にカットされがちで、残業時間はちゃんと払われず、小遣いは少ない、、、が!
毎月給料がもらえる
(*´∀`)♪
ことです。
私は、自由に使える時間が少ないサラリーマンこそ、是非、時間をかけずにつみたてNisaで投資信託に定額投資して欲しいと思っています。

つみたてNisaの投資額上限は年間40万円までです。最大でも月に3万円ちょっとだと思えば、身近なものに感じますね。
投資家デビューにもぴったりの制度だと思います。
まとめ
つみたてNisaの毎月の積立投資は、
- インデックスファンドへ投資することで投資銘柄の分散効果が得られ、
- 毎月一定額を投資することで投資タイミングを分散する時間分散効果が得られる
という有力な手法であると言えます。
是非、定期的な収入が手に入るサラリーマンに利用してもらいたい制度ですね。
つみたてNisaは長期投資を前提としているので、10年、20年と長期間で利益をコツコツと積み上げていくことを考えて、じっくり投資を続けて行きましょう。
そのためには・・・・・
毎月しっかりお仕事頑張りましょう、、、ね! \(;゚∇゚)/