
持ち家と賃貸はどっちがお得なの?
こんなお悩みにお答えします。
☑️本記事の内容
- 持ち家と賃貸の生涯費用をシミュレーションして比較
☑️本記事の執筆者

投資歴15年超のサラリーマン投資家です。
私のブログでは投資初心者・中級者の方々に向けて基礎知識を短期間で身に付けられるよう分かりやすくまとめてます。ぜひご覧ください!
今回は人生5大出費の一つ、住宅費についてまとめます。
持ち家VS賃貸は永遠のテーマのように語られていますね。
なぜこうなるのかと言えば、メリット・デメリットが拮抗しており、個人の価値観によるところが大きいから。
そして持ち家と賃貸のシミュレーション結果を見ても、金利が必要以上に高かったり、賃貸する部屋の大きさが年を取っても大きいままだったりして、実態に合っていないことが多い気がします。
そこで、個人的にも「どっちが本当にお得なのか?」と疑問に思うため、ざっくりではあるものの実態に合わせてシミュレーションしてみようと思います。

持ち家と賃貸で迷っている方は、参考にしてみてください。
持ち家VS賃貸シミュレーションの条件
まずはシミュレーションの前提条件です。
- 家族構成;夫婦と子供1人
- 30歳の時に購入or賃貸開始
- 賃貸は48歳の時に3LDK→2LDKへ引越し
上記のように賃貸の方は子供が18歳で独り立ちすることを想定し、2LDKへ引っ越しすることにしました。
詳細な計算の結果、毎月かかる費用としては以下のようになりました。
毎月費用 | |
中古3LDK | ¥156,084 |
賃貸3LDK | ¥179,500 |
賃貸2LDK | ¥142,167 |
以下計算根拠。
【持ち家費用】
購入価格 | ¥44,800,000 |
築年数 | 5年 |
金利 | 1% |
毎月返済額 | ¥126,464 |
管理費 | ¥12,900 |
修繕積立金 | ¥6,720 |
固定資産税・火災保険 | ¥10,000 |
持ち家合計(/月) | ¥156,084 |
【賃貸費用】
間取り | 3LDK | 2LDK |
賃貸費用 | ¥160,000 | ¥128,000 |
更新料 | ¥6,667 | ¥5,333 |
火災保険 | ¥833 | ¥833 |
賃貸合計(/月) | ¥179,500 | ¥142,167 |
上記費用のうち更新料などの2年に一回かかるものなどはひと月換算しています。
持ち家はマンションで、賃貸は築10年程度、それぞれ都内のとある駅をターゲットに駅近物件を選びました。
シミュレーション結果と考察
持ち家と賃貸費用を試算した結果です。
金額だけ見ると持ち家の方は住宅ローンの支払いが終わる65歳からは管理費・修繕積立金などしかかからなくなるため、徐々に賃貸との差が急激に大きくなります。
長生きすればするほど購入の方がお得になるという結果です。
ただ以下の点には注意が必要です。
- 賃貸はずっと都内の駅近・築浅物件を賃貸し続ける設定(古い物件でもそんなに安くならない)
- 賃貸は年齢に合わせて賃貸費用が安い地域に引っ越しが出来るメリットあり
- 賃貸は年をとっても物件を借り続けられるかのリスクがある
- 持ち家には多額のローンを抱えるというリスクがある
- 持ち家には災害により大損失となるリスクがある
いろんなケースをシミュレーション
さらにシミュレーションの幅を広げてみます。
- 持ち家(さっきと同じ)
- 2LDK賃貸→1LDK賃貸
- 3LDK賃貸→1LDK賃貸
- 持ち家→2LDK賃貸
- 3LDK賃貸→2LDK賃貸(さっきと同じ)
で、結果↓
④持ち家→2LDK賃貸は途中で買った家を売却した設定で、売却益が多めに1000万円あった場合です。
考察としては
- 金額的には持ち家が有利
- 子供が1人とかで2LDK→1LDKでいけるなら安く抑えられる
- 家族構成がいつどのように変わるか分からない
という点があげられます。
やはりどれがいいかは収入や家族構成によるところが大きそうです。
まとめ
持ち家と賃貸費用のシミュレーションをしてみました。
結論としては、
- リスクを許容できるのであれば早めに家を買う
または
- リスクが許容できなければ子供が独り立ちまでは賃貸で、その後に中古物件を購入
の2パターンかなと思います。
賃貸で高くなる分はリスクに対する費用だと考えれば賃貸というのもアリかなと。
いずれにしても、「定年退職するまでに住宅を購入する」のは必須な気がします。
ちなみに国の年金制度も持ち家を想定して組まれているようで、賃貸に毎月10万円以上かかることは想定してないようです。
以下のページのように簡単にシミュレーションできるツールがあるので、自身で一度シミュレーションして考えてみることをおすすめします。