【シェブロン:CVX】高配当米国株の銘柄分析〜株価・利益・配当〜

くわにゃん(@kuwanyan98)です。

米国高配当株の人気銘柄の一つであるシェブロン(CVX)について分析を行います。

 

会社の基本情報から配当込みでS&P500との比較、利益や配当金の推移等をまとめます。

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シェブロンってどんな会社?

社名 Chevron
ティッカー CVX
設立年 1879年
セクター エネルギー
従業員数 48,600人
連続増配年 33年
決算月 12月
PER 17.05
直近配当利回り(税込) 4.12%

シェブロンは北米の石油会社で、現在世界の石油関連企業の中でも特に巨大な規模を持つスーパーメジャーと総称される6社の内の1社です。

元々は1911年ジョン・ロックフェラーが創設したスタンダード・オイルが元で、その後セブン・シスターズと呼ばれた7つの巨大石油会社の支配時代を経て、現在のスーパーメジャー6社体制となりました。

シェブロンという社名は1930年になってからです。

 

現在では世界180ヶ国以上でビジネスを展開するグローバル企業であり、様々なエネルギー事業を行なっています。

 

以下にスーパーメジャー6社の売上と利益の一覧を掲載します(2018年)。

企業名 ティッカー 売上高

(百万$)

営業利益

(百万$)

エクソンモービル XOM アメリカ 279,332 22,124
ロイヤル・ダッチ・シェル RDS オランダ 388,379 31,189
BP BP イギリス 298,756 16,341
シェブロン CVX アメリカ 158,902 14,446
トタル TOT フランス 184,106 15,314
コノコフィリップス COP アメリカ 36,417 8,859

2018年はスーパーメジャー6社の中でシェブロンの売上・営業利益ともに第5位という結果でした。

ただ営業利益率ではコノコフィリップスにつぐ第2位と上々の成績です。

この結果は株価にも現れています。

上記は2000年以降のスーパーメジャー6社の株価の推移です。

少し見づらいですが、シェブロン(CVX)とコノコフィリップス(COP)は常に上位に位置しているのがわかりますね。

 

シェブロンの株価の高さは、他の石油大手と同じように大型案件で浪費せず支出を抑えてきたことにあります。

くわ
くわ

株価は売上額、利益額の多さ、企業の大きさが重要ではないということですね。

銘柄分析として財務データをみていきますが、スーパーメジャーの株価の特徴として単純にいうと以下の2点に集約できます。

・株価は原油価格に左右される
・石油消費量は今後も拡大する

スーパーメジャーである以上、原油を売ってなんぼの会社です。

各社さまざまな分野に進出しているものの、やはり主力は原油にあるため原油価格が上昇すれば利益も増え、それに伴い株価も上昇します。

WTI原油先物価格とCVXの株価を比較したものを掲載します。

原油価格とCVXの株価が連動しているのがわかります。

 

また石油消費量ですが世界経済の拡大に合わせて順調に増えていっています。

以下のグラフは1965年以降の世界の石油消費量の推移です。

※出典;経済産業省資源エネルギー庁「平成29年度エネルギーに関する年次報告」

順調に右肩上がりに石油消費が拡大しているのが分かります。

 

非OECDというのは中国を筆頭とする新興国です。

そして新興国の経済(GDP)は今後も順調に拡大していくという予想です。

※引用 日本経済研究センター

GDPが急激に増加することが予測される中国・インドを筆頭に原油の需要も増えていくことでしょう。

そしていつの日か原油価格は上昇し、石油関連銘柄も報われる時がくるものと思います。

 

今の原油価格は1バレル50ドル程度ですが、140ドルを超え200ドルまでいくと言われていた頃が懐かしいですね。

※image;chart park

地域別売上比率

地域別売上比率を見ると1位はアメリカの42%で、その他58%世界全体を幅広くカバーしています。

大型プロジェクトは、北米、南米、ヨーロッパ、中国を含むアジア、アフリカ、オーストラリア、ブラジルなど広範囲で、まさに世界中で事業を行なっています。

この辺りは、さすがスーパーメジャーです。

全世界をカバーしているものの主力地域はやはりアメリカですね。

セグメント別売上比率

現在の事業収益としては大きく2つに分けられます。

  1. 上流・・・原油の探鉱・開発・採掘
  2. 下流・・・石油の精製・販売

売上高で見ると下流の方が多いですが、利益で見ると上流が多くを占めるため、石油関連銘柄にとって重要なのは利益率の高い上流事業です。

上流事業は原油価格が高くなれば、そのまま企業の利益に反映されるので、この手の企業は良くも悪くも原油価格の動向に利益が激しく左右されます。

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株価の推移とS&P500との利益比較

2010年10月〜2019年9月までのCVXとS&P500に連動するETFであるVOOの株価を比較します。

青線がCVXで緑線がVOO(S&P500)です。

10年間の株価上昇率をまとめると以下の通りです。

項目 CVX VOO(S&P500)
株価上昇率 39.9% 181.7%

CVXの株価は10年間でわずか39.9%上昇しただけです。

ここ数年はVOO(S&P500)がGAFAの恩恵を受けて順調に上昇したにも関わらず、CVXはここ数年の原油の安さを反映して低迷している状況です。

100万円投資したとすると10年間で140万円も差ができてしまいます。

 

続いてCVXとVOO(S&P500)の配当込みで比較してみます。

項目 CVX VOO(S&P500)
配当込み上昇率 99.1% 251.4%

配当込みでもCVXはVOO(S&P500)の成績に大きく見劣りしています。

ただやはり高配当銘柄なだけあって、配当ありだと低調ながらも右肩上がりに上昇しているのが見て取れます。

 

ちなみにCVXはここ最近は株価が低迷していますが、かつて原油の需要が旺盛だった2000年代のはじめはS&P500よりいい成績でした。

1980年からCVX(青)とS&P500(緑)のチャートを比較してみます。

このチャートを見るとCVXもなかなかいい投資先であったことが分かります。

シェールオイルの発掘技術の発展により原油業界の情勢も大きく変わってきていますが、かつての輝きを取り戻して欲しいですね。

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業績

売上・当期純利益・利益率の推移

2015年〜2016年にかけてはチャイナショックにより原油が暴落した影響を受けて、利益率が暴落しています。

その後は順調に回復していますが、利益率は1桁台なので優位性のあるビジネスモデルとは言い難いですね。

EPS・DPS・配当利回りの推移

利益は思うように上がっていませんが、配当金は順調に増配を続けています。

特に業績が低迷している2015年、2016年にもわずか$0.01ながら増配を続けており、企業として意地でも配当金を出そうとする姿勢が伝わってきます。

配当性向・増配率

2016年に急落していますが、その後順調に増配を続けています。

配当性向は今後も原油価格に左右されることが予想されます。

今後はシェールオイルや新興国の低成長の影響で原油価格の低迷が続くと思われるので、配当性向は60~90%くらいを推移するのではないのでしょうか。

キャッシュフロー

営業CFを売上高で割って求める営業CFマージンが他の石油関連企業よりも高い15%以上で推移しています。

 

これは売上にしめる現金流入の割合が高いということなので、資金繰りを効率よく行えていると評価できます。

この辺が他を圧倒する株高に繋がっているのでしょう。

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まとめ

CVXについて分析をまとめてみました。

ここ10年ぐらいの株価の成績を見るとパッとしませんが、原油価格によって大きく上昇する可能性のある銘柄です。

 

石油という資源により今後も安定した利益をたたきだし、増配を続けていくことが期待できるので、ポートフォリオに一定以上組み入れておきたい銘柄ですね。

今後も長期保有を続けていきます。

 

私が米国株投資をしている結果は以下の記事を参考にしてください。

✅関連記事;【米国高配当株投資】運用成績とメリット・デメリットを解説

 

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