
子供の教育費ってどれぐらいかかるの?
こんなお悩みにお答えします。
☑️本記事の内容
- 小学校〜大学卒業までの教育費用
- 教育費の準備の仕方
☑️本記事の執筆者

投資歴15年超のサラリーマン投資家です。
私のブログでは投資初心者・中級者の方々に向けて基礎知識を短期間で身に付けられるよう分かりやすくまとめてます。ぜひご覧ください!
今回は人生5大出費の一つ、子供の教育費についてまとめます。
私には小学生になる2人の子供がいますが、まだ教育費用といってもあまりかからないのでピンときません。
でも将来2人とも大学まで行かせようと考えているので、結構な金額が掛かることはなんとなく分かります。
そこでこの記事では小学校〜大学を卒業するまでに掛かる費用と、どうやってその費用を準備するかをまとめたいと思います。

5大出費と言われるだけあって結構な金額がかかる教育費用。
お子さんをお持ちの方は参考にしてください。
小学生・中学生・高校生・大学生に必要な教育費用
まずは公立の小学校〜大学で掛かるそれぞれの教育費用をまとめます。
その後、私立や大学生の一人暮らしをするのに追加で掛かるお金を確認します。
小学生の教育費用
まずは公立小学生の1年間に掛かる教育費用(以下の引用参照、金額は丸めています)です。
項目 | 金額 |
学校教育費 | 63,000円 |
学校給食費 | 44,000円 |
学校外活動費 | 214,000円 |
小学学習費合計 | 321,000円/年 |
※引用;平成30年度子供の学習費調査の結果について(文科省)
小学生なので教育費や給食費は大してかかりませんね。
一番掛かるのは学校外活動費と言われるもので、スポーツや塾などの習い事です。
学校外活動費を毎月平均にすると
- 214,000円÷12ヶ月≒17,800円
で、我が家の子供たちもプール、ピアノをやっているので、大体平均値ぐらいはかかっていますので、まぁまぁ使えるデータであることが分かります。
中学生の教育費用
続いて公立中学校の1年間に掛かる教育費用(以下の引用参照、金額は丸めています)です。
項目 | 金額 |
学校教育費 | 139,000円 |
学校給食費 | 43,000円 |
学校外活動費 | 306,000円 |
中学学習費合計 | 488,000円/年 |
※引用;平成30年度子供の学習費調査の結果について(文科省)
中学生になると学校教育費は小学生の2倍になり、特に学校外活動費が10万円程度増えます。
中学生は学習塾に通う人が多いからでしょうね。
学校外活動費を毎月平均にすると
- 306,000円÷12ヶ月=25,500円
で、うちの近くにある学習塾の費用もそれぐらいでした。
昔自分が通っていた時は15,000円ぐらいだったので、その頃に比べると高くなってますね。
当然ですかね。
高校生の教育費用
続いて公立高校の1年間に掛かる教育費用(以下の引用参照、金額は丸めています)です。
項目 | 金額 |
学校教育費 | 280,000円 |
学校外活動費 | 177,000円 |
高校学習費合計 | 455,000円/年 |
※引用;平成30年度子供の学習費調査の結果について(文科省)
授業料は中学校の倍になりましたが、学校外活動費は少し減りました。
高校生の方が塾に行く人が少ないイメージなので、実態とあってそうですね。
ただ、超難関大学を目指す人は桁違いに塾や予備校代がかかると聞いたことがあるので、その場合は前もって準備が必要ですね。
大学生の教育費用
最後は国立大学の4年間に掛かる教育費用(以下の引用参照、金額は丸めています)です。
これまでとは違って入学から卒業までの4年間の費用です。
項目 | 金額 |
入学料 | 282,000円 |
授業料 | 2,143,200円 |
大学費用合計 | 2,425,200円/4年 |
※引用;平成30年度子供の学習費調査の結果について(文科省)
これまでと同じく年間ベースにすると
- 2,425,200÷4≒606,000円/年
となり、高校より少し高いイメージです。
授業料は私が通っていた20年前とあまり変わらないのには驚きです。
小学校〜大学までの教育費用
小学校〜大学までの教育費用(全体)
これまでの結果をまとめます。
国公立 | 私立 | |
小学校(6年間) | 1,900,000円 | +7,700,000円 |
中学校(3年間) | 1,500,000円 | +2,700,000円 |
高校(3年間) | 1,400,000円 | +1,500,000円 |
大学(4年間) | 2,400,000円
一人暮らし+4,800,000円 |
文系+1,400,000円
理系+3,300,000円 |
合計 | 7,200,000円 | 上記と私大文系+13,300,000円
上記と私大理系+15,200,000円 |
右の列の私立のところは私立に通うことで国公立よりプラスで掛かる金額をまとめました。
小学〜大学まで全て国公立の場合は720万円ですが、全て私立(大学理系)になると2,240万円掛かるということです。
恐ろしい金額ですね。
特に小学、中学の私立の金額が高く、これらは教育熱心な家庭でないとなかなか選択しないのではないでしょうか。
いずれにしても今のところ我が家には無縁です。
また大学生には一人暮らしオプションも用意しました。
毎月10万円を仕送りするとして4年間で480万円です。
恐るべきオプションですね。
小学校〜大学までの教育費用(ひと月当たり)
さてここまでは学費の総額で見ましたが、実感を持ちやすいようにひと月当たりに換算してみます。
今回は先ほどと違って私立の列も、そのまんま毎月かかる金額です。
国公立 | 私立 | |
小学校 | 26,000円 | 133,000円 |
中学校 | 42,000円 | 117,000円 |
高校 | 39,000円 | 81,000円 |
大学 | 50,000円
一人暮らし+100,000円 |
文系79,000円 理系119,000円 一人暮らし+100,000円 |
こう見ると国公立の場合は、大学まで毎月の支出で見ると意外と高くない気がします。
ただ私立に行った場合や一人暮らしになった場合、さらに子供が2人、3人といる場合はグンとかかるようになります。
我が家は3人兄弟で3人とも国立大学(一人暮らしオプション付き)に通わしてもらいました。
兄と私は歳が近かったので、上記の表からすると毎月30万円が大学費用として消えていっていたことになります。
親にはもう感謝しかありませんね。
後になって笑いながら父親が「あの時は、本当にやばかった。」と言っていたのを思い出します。
我が家の教育費をシミュレーション
これまでの結果をもとに我が家の教育費をシミュレーションしてみました。
毎月の教育費を3パターングラフにしてみます。
- 全部国公立
- 全部国公立+大学一人暮らし(我が家想定)
- 全部私立+大学一人暮らし
やっぱり子供が大学生になるタイミングで教育費は跳ね上がります。
一人暮らしオプションの影響がほとんどでしょうが。。
で、うちは2人の子供がいるので、それを反映させて毎月の教育費と累計教育費をシミュレーションしてみます。
グラフを見ると49歳〜55歳が毎月15万以上、特に52歳の時にはダブルで大学生になるので毎月30万円以上の教育費がかかる計算です。
教育費用をどうやって貯めるか
毎月30万円以上の教育費が掛かるとなると、さすがに毎月の給料だけでなんとかできる人は少ないのではないでしょうか。
となると事前に教育資金を貯めておく必要があります。
ここでは3パターンを考えます。
- 貯金で貯める
- 学資保険で貯める
- 投資で貯める
1.貯金で貯める
まずは王道の貯金で貯める方法です。
かなり堅実な方法ですね。
ただ貯めなければならない金額が大きいため、計画的に実行する必要があります。
2.学資保険で貯める
続いては学資保険で貯める方法です。
私はこの方法で子供の教育資金を貯めています。
私の場合、貯金をしたとしても途中で投資に使ってしまいそうで怖かったので、途中で引き落とせない方法にしました。
ちなみに学資保険を検索してみると利率はそんなに良くないようです。
※ソニー生命より引用
0歳の時に契約しないと利率は下がっていくようです。
0歳の時に契約できる親ってかなり将来のことを考えていて、計画的ですね。
学資保険は資金を長期間固定されてしまうというリスクはあるものの、銀行よりは利率がいいため選択肢の一つにあげても良いかと思います。
3.投資で貯める
最後は投資で貯める方法です。
正直な意見を言うと、教育資金などの必要資金を不確定な投資で用意するというのは結構リスキーだと思います。
なぜなら決まった時期に売却して現金化する必要がある場合だと、下落相場であったとしても売却しなければならず、相場が回復するまで待ち続けるという個人投資家のメリットが使えなくなるからです。
しかも10年そこらの投資期間では大した複利効果が得られないという実態もあります。
なので個人的には貯金か学資保険などの手堅い方法で教育資金を貯めるのがおすすめです。
まとめ
子供の教育資金についてまとめました。
毎月で考えると国公立で自宅から通う場合だと大した金額ではありませんが、私立へ通ったり一人暮らしをしたりするとかなりの金額が必要になり、計画的に教育資金を準備する必要があることが分かります。
どれぐらいの教育資金がいつ必要になるか知っているだけで、心の持ちようが変わるかと思います。
それにしても最近は大学まで行く子供が多いので、世の中の親たちは頑張っているんですね。