【eMAXIS Slim先進国株式インデックス】銘柄分析〜手数料・運用成績・投資対象〜

emaxisslim先進国株式

つみたてNisaで運用している「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」の銘柄分析を行います。

 

ファンドの基本情報から私的なファンド評価、手数料・運用成績・投資対象等について解説します。

基本情報

名称 eMAXIS Slim先進国株式インデックス
設定日 2017/2/27
償還日 無期限
ベンチマーク MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)
投資形態 ファミリーファンド
ファンド分類 インデックス型
運用会社 三菱UFJ国際投信
販売手数料 なし
信託報酬 0.1023%
解約時手数料 なし
為替ヘッジ なし
日本を除く先進国の株式市場の値動きに連動する投資成果をめざします。

MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)と連動する投資成果をめざして運用を行います。

※目論見書から引用

eMAXIS Slim先進国株式インデックスは楽天証券の買付ランキング10位(2021年12月時点)の銘柄で、日本以外の先進国の株式に投資するファンドです。

 

買付ランキングの高さからもわかるように大変人気のあるファンドになります。

ちなみにベンチマークとするMSCIコクサイ・インデックスは、米MSCI社が提供する指数で、日本を除く先進国の大型株、中型株、1300銘柄以上で構成されるインデックスです。

私的なファンド評価

結論から書くとeMAXIS Slim先進国株式インデックスは、個人的に投資対象として「おすすめするファンド」です。

私のつみたてNisa口座でも実際にeMAXIS Slim先進国株式インデックスへ比較的多めの配分で投資しています。

 

先進国株式インデックスはざっくり分けると米国とそれ以外の先進国に分かれます。

そこでここ10年ぐらいの米国株とそれ以外の先進国株の成績を海外ETF(VTIとVEA)の実績から確認してみます。

米国株の成績は青色(VTI)で、それ以外の先進国株は緑色(VEA)です。

このチャートを見ると米国株の伸びは素晴らしく、それ以外の先進国株の成績は横ばいなのがわかります。

 

eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、米国:それ以外の先進国にだいたい7:3の比率で投資するファンドなので、米国株の成績が全体の成績に大きく影響を及ぼすファンドです。

しかしここ10年のパフォーマンスだけを見ると、米国株に100%投資するのが正解でした。

 

要は今後も米国一人勝ちの状態が続くと読むならば、米国株だけに投資する「楽天VTI」や「eMAXISSlim S&P500」に投資するのがいいと思います。

一方この先はよくわからないから、少々パフォーマンスが落ちたとしても先進国全体に分散投資しておきたいというのであれば、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」に投資しておくのがいいと考えます。

くわ

この辺りまでくると個人のリスク許容度や考え方の問題なので、自身がストレスの少なく感じる方を選べばいいと思います。

続いて重要なのは手数料ですが、先進国株式に投資する代表的なインデックスファンドの信託報酬に諸経費を加えた実質コストは以下の通りです。

項目 信託報酬 実質コスト
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 0.0999% 0.144%
たわらノーロード先進国株式 0.1099% 0.153%
ニッセイ外国株式インデックス 0.1023% 0.153%
SBI先進国株式インデックス 0.1022% 0.130%

ZAI Onlineのデータを参考

先進国株式インデックスに投資するファンドのほとんどが「MSCIコクサイ・インデックス」をベンチマークとし、日本を除く先進国の大型株、中型株、1300銘柄以上で構成される銘柄に投資するものが主流になっています。

 

上記の表のうちeMAXIS Slim先進国株式、たわらノーロード先進国株式、ニッセイ外国株式インデックスが該当します。

 

一方SBI先進国株式インデックスだけは、「FTSEデベロップド・オールキャップ・インデックス」をベンチマークにしています。

「FTSEデベロップド・オールキャップ・インデックス」は、「MSCIコクサイ・インデックス」と違って日本の株式にも投資するのが異なる点です。

 

「MSCIコクサイ・インデックス」をベンチマークとする3つのファンドの中では、eMAXIS Slim先進国株式インデックスが最安です。

 

ただコストに関しては業界最安値を目指すeMAXIS Slimシリーズは、たわらノーロード先進国株式に対抗してくるものと思われますので、eMAXIS Slim先進国株式インデックスに投資しておくとコストの面では問題無いと考えています。

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基準価額・投資銘柄・投資対象国の解説

基準価額・純資産総額の推移

基準価額と純資産総額の推移のグラフを掲載します。

※引用;楽天証券HP

純資産総額は2833億円(2021年12月時点)で、ファンドが設定された2017/2から順調に右肩あたりとなっています。

 

基準価額は設定された時から90%ほど上昇しており、今後もアップダウンを繰り返しながら緩やかに上昇していくものと思われます。

 

他のファンドとの比較は以下の記事を参考にしてください。

https://kuwanyan.com/%e7%a9%8d%e7%ab%8bnisa%e3%81%a7%e5%88%a9%e7%9b%8a%e3%81%ab%e3%81%aa%e3%82%8b%e6%8a%95%e8%b3%87%e4%bf%a1%e8%a8%97%e3%82%92%e6%a4%9c%e8%a8%bc/

投資銘柄

eMAXIS Slim先進国株式インデックスが投資する銘柄のTOP10を掲載します。

銘柄 割合
Apple 4.2%
Microsoft 3.3%
Amazon 2.7%
AlphabetA 1.8%
Facebook 1.5%
TESLA 0.9%
JPモルガン 0.9%
AlphabetC 0.9%
ジョンソン&ジョンソン 0.8%
VISA 0.7%

※2021年4月時点

eMAXIS Slim先進国株式インデックスは先進国のうち、時価総額が高い企業に自動で投資してくれるので、GAFAM(Google、Apple、Facebook、Amzon、Microsoft)に加えてTESLAなんかも上位に食い込んでいます。

 

時価総額に合わせて自動で組み入れ銘柄を入れ替えてくれるので、銘柄選定などが不要で長期投資家としてはありがたい形式のファンドです。

✅関連記事;時価総額加重平均指数のメリットは、世の中の時勢に合わせて自動で銘柄を組み替えてくれるところ 

投資対象国

続いてeMAXIS Slim先進国株式インデックスの投資対象国です。

※目論見書より引用(2021年4月時点)

先進国の中でも米国の比率が70%以上もあるのが正直びっくりです。

人口の比率からすると大したことないのに、これだけ米国の比率が高いということは、いかに米国の力が強いかということです。

くわ

実際に米国の株式上昇力の強さが、世界全体の株価を押し上げているようなものですから、やはり米国はすごいですね。

米国が強いのは今後のGDPの予測をみても明らかです。

日本経済研究センターが公表している2060年までのGDP予測を掲載します。

※引用 日本経済研究センター

今後は中国・インドなどの新興国の伸びが素晴らしいですが、米国も負けじと着実に成長していく予測です。

まとめ

eMAXIS Slim先進国インデックスについてまとめました。

ここ10年の成績を見ると米国に100%投資するのが正解でしたが、私個人的な意見としては、地域分散という意味も込めて米国以外の先進国にも投資する方がいいと考えているので、eMAXIS Slim先進国インデックスへの投資はアリだと思っています。

 

業界最安を目指しているeMAXIS Slimシリーズなので、この先もコストを気にせず長期で投資ができる優良なファンドだと考えています。

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