
FIREを調べているとよく見かける4%ルールってなんなの?
こんなお悩みにお答えします。
☑️本記事の内容
- FIRE達成の根拠となる4%ルールを解説
- FIRE達成までに必要な投資金額と年数を解説
☑️本記事の執筆者

投資歴15年超のサラリーマン投資家です。
私のブログでは投資初心者・中級者の方々に向けて基礎知識を短期間で身に付けられるよう分かりやすくまとめてます。ぜひご覧ください!
FIREについて調べていると頻繁に「4%ルール」というのを見かけませんか?
4%ルールというのは「FIRE最強の早期リタイア術」という本に書かれているもので、4%ルールがあるから仕事をしなくても安心して生活できるというものです。
今回の記事ではFIRE達成の根拠となる4%ルールと4%ルールを元にFIRE達成に必要な投資の金額・年数について解説します。

FIREを本気で目指す方は参考にしてみてください。
FIREの根拠となる4%ルールを解説
4%ルールとは、資産総額(投資ポートフォリオ)の4%で生活することが出来れば95%の確率で資産を減らすことなく、生きていけるというものです。
なぜお金を使うのに資産が減らないのかというと、貯めた資産を投資しているからです。
イメージとしては1億円の資産の内、毎年生活費の400万円(資産の4%)を引き出し、残りの9600万円を投資する。
翌年も同じことを繰り返す。
翌々年も同じことを繰り返す。
毎年これを繰り返しても、資産が減る確率が極端に少ない(5%)ということです。
ちなみに95%の確率は何から出したかというと、100人の退職者のポートフォリオの推移をシミュレーションして割り出したようです。
「FIRE最強の早期リタイア術」の筆者は実際にFIREして3年たってますが、仕事の収入はないものの資産は増えたと言っています。
4%ルールからFIREに必要な金額を逆算するには、次の式で計算できます。
- FIREに必要な金額=年間生活費×25(4%で割ることと同じ)
FIRE本では、さらに変態的なシミュレーションの結果、現金クッションと利回りシールドというものを追加してやれば資産が減る確率をかなりゼロに近づけられると言っています。

詳しい内容は本を読んでみるとよく分かります。
いつになったらFIREを達成できるのか
4%ルールを元にいつFIREできるかを考えてみます。
結婚しているのかいないのか?子供がいるのかいないのか?でいろいろと条件は違いますが、ここはざっと年間生活費を400万円としてみましょう。
年間生活費が400万円の場合のFIREに必要な金額は、
400万円×25=1億円!!!
1億円貯めれば4%ルールに従い働かなくても大丈夫な経済的な自立を達成したと言えます。
なかなか厳しい額が出てきましたね。
では1億円という大金を貯めるのに必要な積立額と年数を複利計算してみましょう。
年利は7%とします。
積立額 | 毎月10万円 | 毎月20万円 | 毎月30万円 | 毎月40万円 |
1億円到達年数 | 28年後 | 20年後 | 16年後 | 13年後 |
毎月40万円積立投資をしたとしても13年もかかってしまいます。
現実を考えると早期に経済的な自立を達成させるには、共働きで年収1000万円以上のパワーカップルかよほど高年収の仕事に就くかのどちらかが必要となりそうです。
とはいえFIREを目指すために危険な投資に手を出すと、逆に遠回りになる可能性が高くなるので、じっくりと焦らずにFIREを目指したいですね。
まとめ
FIRE達成の根拠となる4%ルールについて解説しました。
1億円貯めるというのは大変ですが、夢のある話ですね。
FIRE達成に向けて、じっくりコツコツと資産を増やしていきましょう。