【インテル:INTC】高配当米国株の銘柄分析〜株価・利益・配当〜

インテル、INTC

くわにゃん(@kuwanyan98)です。

米国高配当株の人気銘柄の一つであるインテル(INTC)について分析を行います。

 

会社の基本情報から配当込みでS&P500との比較、利益や配当金の推移等をまとめます。

インテルってどんな会社?

社名 intel
ティッカー INTC
設立年 1968年
セクター 情報技術
従業員数 106,000人
連続増配年 4年
決算月 12月
PER 15.27
直近配当利回り(税込) 1.96%

インテルは「インテル入ってる!」のCMでおなじみのパソコンの性能の核となるCPUを製造・販売する半導体メーカーです。

くわ
くわ

このCMもう古いのかな。

1992年以降は世界第1位の半導体メーカーとして、特に世界のCPU市場においては80%近いシェアを維持しています。

私がこれまで使ったパソコンでも初めて買ったパソコンはCeleronシリーズで、その後Pentiumシリーズ、今はCoreシリーズと全てインテル製のCPUが入ったパソコンを使ってきました。

現状はCPUメーカーとしての印象が強いインテルですが、1968年の設立当初は半導体メモリを主力製品とする企業として出発しました。

1971年にはCPUの原型となる世界初のマイクロプロセッサを開発し、その後1981年にIBMが同社初のPCとして開発したIBMPCにインテル製のCPUが採用され、インテルが急成長するきっかけとなりました。

 

1990年以降はPentiumシリーズが開発され、先述したとおり1992年からは世界第1位の半導体メーカーとして現在まで君臨しています。

 

現在でもCPU部門がインテルの主力には変わりはありませんが、最近はIoT(家電や自動車、機械など、あらゆるものがインターネットとつながる動き(Internet of Things))やクラウド化の流れを受けて、IoT・データセンター部門ががインテルにとっての新たな成長戦略として注力されています。

地域別売上比率

INTC地域別売上高

地域別売上比率を見ると1位は中国の27%で、シンガポール、アメリカと続きます。

インテルの主力がCPUであることを考えると、やはり世界最大のパソコンメーカーであるLenovoを有する中国が1位なのは理解できます。

 

続いて地域別売上高の推移をみてみます。

INTC地域別売上高の推移

このグラフを見ると米国、シンガポールの売上高は横ばい状態ですが、中国だけ順調に伸びていっているのがわかります。

インテルにとって中国が大切な市場であるのがわかります。

まだまだ中国のGDPが伸びていくことを考えると、今後もこの流れは変わらないのでしょう。

セグメント別売上比率

INTCセグメント別売上高

インテルの主要なセグメントは以下の4つです。

  • データセンター
  • IoT
  • メモリ
  • クライアントコンピュータ

そして各セグメントの売上高の推移は以下のようになっています。

INTCセグメント別売上高の推移

主力はクライアントコンピュータ部門(CPU製造販売部門)ですが、データセンターの成長が著しいのがわかります。

 

各セグメントについて詳しく解説していきます。

データセンター部門

データセンター部門は、政府や企業のデータセンター向けの半導体の製造販売を担う部門です。

アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)やマイクロソフトのほか、中国のアリババ集団と百度(バイドゥ)といったハイパースケーラー(スーパー巨大なデータを扱う企業)は、データセンター向けにインテル製半導体を採用しています。

 

以下の図は2010年から2025年までの世界のデータ量の実績と予測を表したものです。

※引用;調査会社IDC報告書

この図を見ると2018年に40ZBだったものが2025年には175ZBと4倍以上に上昇するという予測です。

この上昇率は年率換算すると年間28%の増加であり、ものすごい勢いで今後データ量が増えていくのがわかります。

くわ
くわ

この図からも分かるように今後のデータ扱い量の増大に合わせてインテルの収益も拡大していくというのが想像できますね。

IoT部門

家電や自動車、機械など、あらゆるものがインターネットとつながる動きであるIoTは最近いろんなところで広がってきた技術で、インテルの売上の中でもまだ6%程度と少ししか貢献していませんが、これから成長していく部門です。

IoT

IoT技術が普及するには高速なインターネット環境が不可欠ですが、ご存知の通り2020年から高速インターネットの5Gが開始されます。

5G技術の普及によってIoT部門はこれから急成長が見込める部門であることは間違いありません。

メモリ部門

メモリにはRAMなどの揮発性メモリとROMなどの不揮発性メモリがありますが、インテルが扱っているのは不揮発性メモリ部門です。

揮発性メモリは電気が通っているときのみデータの記録が行えるメモリで、非常に高速で高価なためパソコン上でOSやアプリケーションが動作する際の作業スペース用として使われます。

 

一方の不揮発性メモリは電源を切った状態でもデータを保持できるメモリで、SSDやUSBメモリなどのデータを保存・記録するためのストレージ(記憶媒体)用として使われます。

 

インテルは不揮発性メモリ部門だけを扱い、Optane、3D NANDテクノロジーというブランドで展開しています。

昔からある技術で地味なようですが、データセンター・IoT部門以上の年率20%近いペースで収益が成長している部門です。

クライアントコンピュータ部門

クライアントコンピュータ部門は、Celeron、Pentium、Coreシリーズを開発・販売してきた我々一般人に馴染みの深い部門です。

私が個人用で使っているMacBookにも、会社で支給されているFujitsu性のパソコンにもインテルのCPUが入ってます。

 

CPUのメーカーとしては、インテルの他にはAMDがあり、インテルとAMDは販売シェアで競い合っています。

以下のグラフは2018年8月20日〜2019年8月12日までのインテルとAMDの販売台数シェアの推移です。

引用;BNCランキング

昔は圧倒的なシェアを誇っていたインテル製のCPUですが、直近ではAMDの急速な追い上げにあっています。

理由はインテルのCPU供給不足とAMDが第3世代Ryzenという高性能で低価格のCPUを発売したことにあります。

今や25%のノートPCのCPUがAMDに変わり、「インテル入ってない」現象に落ちいっているようです。

世界最大の半導体メーカーのプライドをかけてインテルが反転攻勢をかけるのを期待します。

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