【ファイザー:PFE】高配当米国株の銘柄分析〜株価・利益・配当〜

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くわにゃん(@kuwanyan98)です。

米国高配当株の人気銘柄の一つであるファイザー(PFE)について分析を行います。

 

会社の基本情報から配当込みでS&P500との比較、利益や配当金の推移等をまとめます。

ファイザーってどんな会社?

社名 pfizer
ティッカー PFE
設立年 1942年
セクター ヘルスケア
従業員数 92,400人
連続増配年 9年
決算月 12月
PER 21.46
直近配当利回り(税込) 3.86%

ファイザーは、1849年にチャールズ・ファイザーらによってニューヨークで創業されました。

当時アメリカは南北戦争時代で、北軍の医薬品のほとんどをファイザーが製造したことで、成長していきました。

 

その後1949年には抗生物質テラマイシンが初めて自社開発した薬品として大成功を納め、1982年には抗炎症剤フェルデンがファイザーとして初の年間売上10億ドル以上となるブロックバスターとなりました。

 

1990年代には高脂血症薬リピトール、世間でも話題になったバイアグラなどの商品を抱える製薬業界では世界1位、2位を争う巨大企業に成長しました。

 

そして2018年の実績でもファイザーはロシュに続いて世界2位の売上高をほこっています。

image;Answers News

これら巨大製薬会社のビジネスモデルの特徴として共通して言えることは以下の3点です。

・ブロックバスター(年間売上10億ドル以上の商品)が収益の鍵をにぎる
・莫大な研究開発費
・M&Aによる成長

医薬品業界で生き残るために重要なのは、いかに新薬を開発して世界中で売れる薬を販売するかということにつきます。

 

特に年間10億以上を売り上げる商品をブロックバスターと言いますが、ファイザーは21世紀に入ってから独自で開発したブロックバスターはありません。

 

年間1兆円近くの研究開発費をかけても20年間ブロックバスターが生まれていないという事実を考えると、厳しい業界というのが分かります。

image;Answers News

これだけ莫大な金額を研究開発費に投資したとしても、なかなかブロックバスターが出てこないというのは、現在の世の中は病気に対する薬がほとんど開発され尽くされており、新薬を開発するのが難しいという現実があるためです。

 

そして仮にブロックバスターとなる商品を作り出したとしても、年数が経てば特許切れとなり、ジェネリック医薬品との競争にさらされることになります。

 

ブロックバスターが自社で開発できないならどうするか。

思い浮かぶのは、有望なベンチャー企業を買収(M&A)して自社で販売するというものです。

実は自社で薬を開発する費用よりも、有望なベンチャー企業を安価でM&Aしたほうが効率が良いため、大手の製薬会社はこぞってM&A競争に走っている状況です。

 

そしてファイザーは、実際にM&Aによって急成長を果たし、この成功モデルは「ファイザーモデル」と言われるぐらいです。

 

厳しい業界ではありますが、ファイザーは世界的にも1位、2位を争う巨大企業であり、医薬品業界の特徴である利益率の高さとふんだんなキャッシュを武器に、今後も新薬開発やM&Aを通してまだまだ成長できる力のある企業です。

地域別売上比率

地域別売上比率を見ると1位はアメリカの50%で、世界全体にほどよく分散されています。

 

そして注目なのはこれから急速な経済成長を果たすであろうアジアを含めた新興国でのシェアが20%もあることです。

今後も増収が期待できます。

セグメント別売上比率

ファイザーの開示セグメントは以下の2つ。

  1. イノベーションヘルス…新薬、ワクチン開発
  2. エッセンシャルヘルス…ジェネリック薬品(後発医療)

ファイザーは一般消費者向け製品を持つJNJとは異なり、医薬品売上だけで成長するビジネスモデルです。

✅関連記事;【ジョンソン&ジョンソン:JNJ】高配当米国株の銘柄分析〜株価・利益・配当〜

 

2つのセグメントの中でも花形はイノベーションヘルス部門です。

自社開発の新薬が含まれるので特許により市場独占状態となり利益率が高く、年間売上10億ドル以上のブロックバスターが生まれるのもこの部門です。

 

一方エッセンシャルヘルス部門は、自社や他社で開発された製品の特許が切れた製品、いわゆるジェネリック医薬品を取り扱う部門です。

とうぜん特許がないため市場独占とはならず、価格競争になってしまうため、利益率は低くなります。

 

なので自社開発または優良ベンチャーのM&Aによって新薬を販売するかが、会社の成長の鍵をにぎっています。

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