
いつまで投資を続ければいいんだろう?
何かいい方法ないの?
こんなお悩みにお答えします。
☑️本記事の内容
- 支出・収入・投資収益をグラフ化するウォールチャートの解説
- FIRE達成のために重要な3つの基本的なこと
☑️本記事の執筆者

投資歴15年超のサラリーマン投資家です。
私のブログでは投資初心者・中級者の方々に向けて基礎知識を短期間で身に付けられるよう分かりやすくまとめてます。ぜひご覧ください!
投資をはじめてしばらく経つと「投資っていつまで続けるんだろう?」とか「出口戦略は?」などといろいろと考えるようになります。
そんな中、「お金か人生か」という本に出会い、こういった疑問に答えてくれるウォールチャートというものがあることを学びました。
今回の記事ではウォールチャートの解説と描き方、ウォールチャートを実際に描いてみて気づいた点をシェアしたいと思います。

ウォールチャートを描くのはすごく簡単な上、投資のゴールへの進捗度をひと目で確認することができるので、とてもおすすめです。
ウォールチャートの解説
ウォールチャートとは
ウォールチャートというのは、毎月の「収入、支出、投資収益」を1枚のグラフに描いて可視化するというものです。
ウォールチャートという名前は、描いたグラフを壁に貼り付けていつも目に見える位置に貼っておくということから来ているようです。

壁に貼り付けて誰の目にも見えるようにするのは、さすがに恥ずかしいので、エクセルでこっそりと作っちゃいましょう。
ウォールチャートは言葉で解説するより、実際のグラフをみると分かりやすいので、参考に描いたウォールチャートを元に解説します。
縦軸に金額、横軸に年月をとり、毎月の①収入、②支出、③投資収益を描けば出来上がりです。
そして以下の式によりFIRE達成までの進捗度(100%以上がゴール)を確認することが出来ます。
- FIRE達成度(%)=③投資収益÷②支出×100
上記グラフの例では、FIRE達成度は大体30%程度です。
①収入と②支出については、私の場合ボーナスがあったり、イレギュラーな支出があったりするので、12ヶ月間の移動平均(当月を含む前12ヶ月の平均)として描くようにしています。
こうすることで、グラフが平滑化されて見やすくなります。
また③投資収益についてはも同じく12ヶ月の移動平均を求めて、4%分を投資収益として計上しています。
具体的には、
- 投資収益=投資資産の移動平均×4%/12ヶ月
として計算しています。
この4%はFIRE界では4%ルールと言われているものです。
以下の記事を参考にしてください。


マネーフォワードなどで毎月の収支を管理していれば、ウォールチャートは簡単に描けます。
いつになったらFIREできるのか?
続いてウォールチャートを使って「いつになったらFIREできるのか?」を判断する方法を解説します。
先程のウォールチャートの時間軸をもう少し未来に進めてみます。
点線部分はイメージです。
③投資収益は毎月継続して投資を続けていく限り複利の効果により、直線で右肩上がりではなく指数関数的に増えていきます。
そしてやがて②支出と③投資収益が交差する点が現れるはずです。
この点をクロスオーバーポイントといい、
「②支出<③投資収益」
となるので、これ以上労働収入に頼らなくていいFIREを達成したポイントになります。

毎月更新することで、FIREまでの道のりを可視化できモチベーションアップに繋がるのがウォールチャートのいい点です。
FIRE達成に向けて大切な3つのこと
ここまでに解説したようにウォールチャートを描くのはとても簡単ですが、FIRE達成に向けていろいろと大切なことを再認識させられます。
もう一度ウォールチャートを掲載します。
ウォールチャートを眺めていると、次の3つのことを再認識できます。
- 収入は増やすべし
- 支出は減らすべし
- 投資金額は大きくするべし
小学生でも分かりそうな当たり前のことに改めて気づきました。
「①収入ー②支出」で余った分が投資にまわり、③投資収益の源泉となりクロスオーバーポイント=経済的自立が近づきます。
また②支出を減らすことができると、③投資収益との差が小さくなり、これまたクロスオーバーポイントが早くなります。

とてもシンプルですがウォールチャートを描いて視覚化することで、これらの重要なポイントを再認識できます。
まとめ
経済的な自立への道のりを可視化するウォールチャートについて解説しました。
実際に描いてみると収入、支出、経済的自立の達成度など自分の立ち位置が分かります。
これまでいつまで投資を続けるんだろうと悶々としている方でも、バチっとグラフ化することでモチベーションアップに繋がるかと思います。