【ウェルズ・ファーゴ:WFC】高配当米国株の銘柄分析〜株価・利益・配当〜

くわにゃん(@kuwanyan98)です。

米国高配当株の人気銘柄の一つであるウェルズ・ファーゴ(WFC)について分析を行います。

 

会社の基本情報から配当込みでS&P500との比較、利益や配当金の推移等をまとめます。

ウェルズ・ファーゴってどんな会社?

社名 ウェルズ・ファーゴ
ティッカー WFC
設立年 1852年
セクター 金融
従業員数 262,700人
連続増配年 8年
決算月 12月
PER 8.09
直近配当利回り(税込) 7.17%

ウェルズ・ファーゴはヘンリー・ウェルズとウィリアム・ファーゴの2人によってアメリカのゴールドラッシュをビジネスチャンスとして1852年に設立されました。

2017年にはアメリカで最も支店数の多い金融機関となりました。

 

欧米の銀行のほとんどは投資銀行部門(日本の証券会社のように証券を売って手数料を稼ぐビジネスモデル)が収益の柱になっているのに対し、ウェルズ・ファーゴは顧客からたくさん預金を集めて、企業に利息をつけて貸し付ける商業銀行業務を主軸にしています。

 

そういう堅実なビジネススタイルの甲斐があってリーマンショックの際には他の銀行が瀕死の状態になったにも関わらず、ウェルズ・ファーゴは被害を最小限に食い止めることができました。

また特筆すべきはウォーレン・バフェット率いるバークシャー・ハサウェイが筆頭株主となっていることも安心して投資できる材料になっています。

 

そしてウェルズ・ファーゴは世界の2019年銀行ランキングTOP7位となっており、アメリカの銀行では

第3位という規模です。

順位 企業名 自己資本
1位 中国工商銀行 中国 3,380億ドル
2位 中国建設銀行 中国 2,870億ドル
3位 中国農業銀行 中国 2,430億ドル
4位 中国銀行 中国 2,300億ドル
5位 JPモルガン・チェース アメリカ 2,090億ドル
6位 バンク・オブ・アメリカ アメリカ 1,890億ドル
7位 ウェルズ・ファーゴ アメリカ 1,680億ドル
8位 シティグループ アメリカ 1,580億ドル
9位 HSBC HD イギリス 1,470億ドル
10位 三菱UFJ銀行 日本 1,460億ドル
続いて2019年の米国6大銀行の売上と純利益を比較してみます。
米国6大銀行収益比較
この図をみてもウェルズ・ファーゴはJPモルガン、バンカメにつぐ第3位となっています。

ここまで見るとウェルズ・ファーゴは歴史あるアメリカの優良銀行というイメージですが、実は2016年に行員による不正営業問題が明るみになっています。

具体的な不正の内容としては、銀行口座の開設が150万以上、クレジットカードの発行が56万枚以上に及び、不正に手数料を得たり会社から報酬をもらったりしていました。

 

これらの問題によって2016年までに約5300人もの行員が解雇され、10億ドル(1000億以上)の罰金を課されることとなり、ウェルズ・ファーゴの信用は地に落ちてしまいました。

そしてこれらの問題の責任を取る形でCEOは退任し、現在は信用回復へと全力で取り組んでいます。

地域別売上比率

WFC地域別売上高

ウェルズ・ファーゴの売上はすべてアメリカ合衆国です。

そして各州ごとの最も多い銀行の支店の分布は以下のようになっています。

引用;Bankrate

この図からカリフォルニアを拠点としているウェルズ・ファーゴは、アメリカ西部を地盤として営業展開している様子がよくわかります。

セグメント別売上比率

WFCセグメント別売上高

ウェルズ・ファーゴの主要なセグメントは以下の3つです。

  • 消費者向け銀行業務
  • 商業銀行業務
  • 資産運用業務

ウェルズ・ファーゴは顧客から預金を集め、企業に利息をつけて貸し出しその利ざやを利益とする銀行業としては伝統的な手法のビジネスモデルを主力としています。

そのため個人などの消費者向けの銀行業務と企業に対してビジネスを行う商業銀行業務だけで8割以上も比率を占めています。

 

そして各セグメントの売上高の推移は以下のようになっています。

WFCセグメント別売上高の推移

ここ数年は消費者向け銀行業務・商業銀行業務・資産運用業務ともに同じ割合の横ばいが続いております。

また2019年にはWells Fargo Digital Cashと呼ばれるデジタル通貨の発行を発表し、新規事業への取り組みも積極的に行なっています。

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